レッスン 1
JSON とは何か
JSON の定義、背景、現代のソフトウェアで使われる場所を学びます。
JSON は JavaScript Object Notation の略で、構造化データをテキストとして表すための形式です。名前には JavaScript とありますが、現在ではほぼすべての言語、API、設定ツールで扱われます。
JSON は軽量で、人間にも読めて、プログラムからも解析しやすいことが特徴です。Web API のレスポンス、設定ファイル、ログ、テスト fixture、メッセージキューの payload などで広く使われています。
JSON が表すもの
JSON は値の組み合わせを表します。中心になるのは次の 2 つです。
- オブジェクト: キーと値の集まり
- 配列: 順序を持つ値の一覧
そこに文字列、数値、真偽値、null を組み合わせて、実際のデータ構造を作ります。
{
"id": 42,
"name": "Ada",
"active": true,
"roles": ["admin", "editor"]
}
JSON と JavaScript オブジェクトは同じではない
JSON は JavaScript オブジェクトに似ていますが、同じものではありません。JSON ではキーと文字列にダブルクォートが必要で、コメントや末尾カンマは使えません。
この違いを曖昧にすると、設定ファイルや API payload で「JavaScript では動くのに JSON としては無効」という問題が起きます。
開発で重要な理由
API の不具合を調べるとき、まず見るのは多くの場合 JSON payload です。型が違う、必須フィールドがない、配列とオブジェクトを取り違えている、といった問題は JSON の構造を理解していると早く見つけられます。
JSON を単なるテキストではなく、制約のあるデータ形式として見ることが、このコースの出発点です。